介護の片すみで

介護の片すみで感じたことや思いは胸に残っています。思い出す度に感じる小さな気づきや日常のひとこまを、誰かに聞いてもらえたらと思い綴ります。

介護の現場で

金八先生みたいな介護士になりたかった

若い頃、私は「金八先生みたいな介護士」になりたいと思っていました。 年を重ねる中で、その意味は少しずつ変わっていきました。 心が弱った人にどう向き合うのか、 介護という仕事の本質について、振り返りながら書いています。

「感じる」という力について

以前書いた「日々の関係づくり」を、別の角度から振り返ってみました。 介護の中で起きる印象的な出来事は、偶然ではなく、 日々の関わりと「感じる力」から生まれているように思います。 経験年数や正解探しでは測れない、介護における感覚について書いてい…

本来そろえるべきところ、自由でいいところ

介護現場で長年働く中で、ずっと感じてきた違和感があります。 本来マニュアル化・見える化すべきところが曖昧なまま、 感覚を大切にしたい部分だけが統一されていく。 そんな現場構造について、自分なりの視点で整理してみました。

利用者さんの自信を守れなかった悔しさ

現場には「決まり」がある。でもその決まりが、利用者さんの自信を奪ってしまうこともある――そんな経験をした日の、今でも胸に残る後悔について書きました。

利用者さんの声に耳を傾けていますか?

利用者さんが他の施設を見に行ったと話すとき、 「どうしてうちじゃダメなんだろう」と思うかもしれません。 でも、その言葉の裏には“もっと良くなってほしい”という気持ちもあるんです。 忙しさの中で見落としがちな「利用者さんの本音」。 その声に耳を傾…

“ひと手間”が生み出す、その人らしさ

塗り絵も、脳トレも、ただやるだけではもったいない。 ひと手間かけることで、心の中に小さな“芽”が生まれる。 それを育てるのが、介護の本当の面白さだと思います。

「正義の敵は正義」──介護の世界で本当に大切なもの

介護の現場には、たくさんの「正義」があります。 それぞれが信じる正しさを胸に働く中で、時にぶつかり、すれ違ってしまう。 けれど本当の正義とは、押しつけることではなく、尊重し合うこと。 「介護とは何か」を改めて見つめたくなる、そんなお話です。

便利さの裏で、失われていくもの

介護の現場にも、便利な機械やAIがどんどん導入されています。 でも、そのたびに「これでいいの?」と感じます。 効率化の先にあるのは、人のぬくもりを失った介護ではないでしょうか。

一人ひとりの「おいしい」の形を大切にしたい

食事は、単に「栄養を摂る」ための行為ではなく、 その人の生き方や、積み重ねてきた時間があらわれる瞬間だと思います。 だからこそ、「上手に食べる」「安全に食べる」だけでなく、 “その人らしい食事”をどう支えるかを考えたいのです。

介護を作業にしないために――本質を考えるということ

介護の仕事には、ひとつひとつに“意味”があります。 けれど、忙しさや慣れの中で、その意味を見失ってしまうこともあります。 「やらせたい介護」になっていないか。 「その人らしさ」を演出していないか。 立ち止まって考える時間が、介護の深さを教えてく…

デイサービスの“売り”って、ほんとはどこにあるんだろう。

デイサービスの“売り”とは、レクや行事の多さではないと思います。 大切なのは、「その活動を通して、利用者さんにどんな変化が生まれているのか」。 介護の仕事の本当の価値を、改めて見つめ直してみました。

忙しくても、介護の本質を忘れない──現場を前に進めるために

介護現場では、日々の業務に追われるあまり、利用者さんにとって本当に大切なことを見失いがちです。 でも、業務効率と利用者本位は両立できます。 長くその施設で働くスタッフの経験も尊重しつつ、多様な意見に耳を傾け、柔軟に考えることが現場を前に進め…

“生かす介護”ではなく、“生きている介護”を

デイケアで出会った一人の利用者さんが教えてくれた、「食べる」ことの本当の意味。 介護とは“生かす”ことではなく、“生きている”と感じてもらうこと。 その人らしく生きるために、私たちができることを考えたい。

“この人だったら”ではなく、“自分だったら”と考える介護

「この人だったら…」という想像の介護。 でも本当にその人の気持ちに寄り添えているでしょうか。 知識や経験に頼りすぎず、“自分だったら”と考えることで見えてくる利用者さんの本当の思いがあります。 介護の現場で忘れがちな「共感の視点」について考えま…

印象的な出来事の裏には、“日々の関係づくり”がある

印象的な介護エピソードに憧れて、つい「自分も」と思うことがあります。 でも、その一言や出来事の裏には、たくさんの積み重ねがあります。 “関係づくり”こそが介護の本質。 キラーフレーズを狙わなくても、心を込めて関わる中で、自然と「その瞬間」は生ま…

いい介護には、いいメンタルが必要

介護現場で一番難しいのは「人との関わり」かもしれません。 忙しさやストレスのなかで荒れてしまう心。 でも、良い介護は穏やかな心から生まれる――。 現場で感じてきた「メンタルと介護の関係」について書きました。

速さより、丁寧さを伝えたい

「早く終わらせる介護」ではなく、「丁寧に関わる介護」を。 現場で見えてきた指導の在り方と、本当に大切にすべきことを綴りました。

「決まったから」で終わらせない介護

「決まったから」ではなく、「なぜそうするのか」。 現場で起きた二つの出来事から、介護の原点を静かに考え直しました。

介護における知識の本当の使い方

今回は、介護の現場で大切にしたい「知識の使い方」について書きました。 介護の本質は、覚えたことを並べることではなく、“人を理解するために知識を使うこと”。 現場で感じてきた気づきや考えを、私なりに綴りました。

“やりたい”という気持ちを育てる介護

作品づくりを通して見えてくる「やりたい」という気持ち。 その小さな芽をどう育てていくかが、自立支援の第一歩になります。 これは、私が現場で感じてきたことでもあり、何よりずっと大切にしてきた思いでもあります。

平等ではなく公平に ――その人らしさを支える介護

「平等」と「公平」は似ているようで、介護の現場では大きく違います。 一人の利用者さんとの関わりを通して、私は"その人らしさを支えるために大切な視点”に気づかされました。

心に残る、忘れられない言葉

日々の介護の中で、何を大切にすべきなのかーー。 答えが見えずにいた私に、その方向を示してくれたのは、ある利用者さんの一言でした。 今も私の心に残る、その出来事を綴ります。

「味噌、糞いっしょにするな」と言われて

介護の仕事をしていて時々思い出す言葉があります。それは若い頃に言われた「味噌、糞いっしょにするな」という言葉。 とても乱暴に聞こえる言葉ですが、介護の仕事をする上でとても大切な意味を持つ言葉になりました。

利用者さんの立場に立って

私が介護の現場で最初に心に残った出来事です。 先輩介護士さんからの言葉が私に介護で大切なことを教えてくれました。 介護の仕事は速さではなくて、利用者さんの立場に立って考える仕事なんだと。