介護の片すみで

介護の片すみで感じたことや思いは胸に残っています。思い出す度に感じる小さな気づきや日常のひとこまを、誰かに聞いてもらえたらと思い綴ります。

デイサービスの“売り”って、ほんとはどこにあるんだろう。

あるデイサービスでの会議で、「この施設の売り」について話が出たことがありました。
その時、一人のスタッフが言いました。
「うちは、レクや行事をたくさんやるのが売りなんだから」

でも、私はレクや行事をたくさんやることだけでは“売り”にはならないと思いました。
大切なのは、「レクや行事を通して、利用者さんにどんな良い変化が生まれているのか」。
そこまで考えないと、“売り”とは言えないと思うのです。

 

 

たとえば、テレビで流れる健康食品のCMを思い浮かべてみてください。
「新しいサプリメントを販売しました。たくさんの成分が入っています。ぜひ買ってください」
――これだけでは、あまり心は動かないですよね。

でも、そこに
「この成分には、こんな効果があります」
「これだけの人が実感しています」
といった説明や、実際に使った人の声があるからこそ、興味が湧く。
言い換えれば、“効果”こそが売りなんだと思います。



 

デイサービスも同じだと思うんです。
「レクをたくさんやっています」「行事を多く企画しています」だけでは、
「このサプリには成分がたくさん入っています」と言っているのと変わりません。
大切なのは、「この施設に通うことで、どんな良いことがあるのか」が伝わるかどうかです。

 

 

では、どうすれば“売り”になるのか。
その活動が「何を目的としているのか」、そして「どんな効果を生んでいるのか」。
さらに言えば、「利用者さん自身がどう感じているのか」。
そこが明確になってこそ、本当の“売り”になるのだと思います。

 

そしてもう一つ大切なのは、そこで働く介護スタッフ一人ひとりが、
その“売り”を意識して働けているかどうか。
ただ一日の業務をこなすだけではダメなんです。
「この関わりにはどんな意味があるのか」を考えながら動けるかどうか。
そこが現場の力を大きく変えるのだと思います。

“売り”を作るのは、特別なイベントや新しい仕組みではありません。
日々の関わりの中で、「この時間が、その人にとってどんな意味を持つのか」を考えること。
それこそが、介護の現場が持つ一番の“売り”なのかもしれません。

 

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